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ABOUT

「遊び」と「学び」。そして「余暇」。

この三つがひとつの言葉になったのがギリシャ語のスコーレです。スコーレは、スクール(学校)の語源とも言われています。

​ ボクはこれまで、チルドレンズミュージアムという地域社会での斬新な子どもの居場所づくりと、絵本と子どもの本を軸とした絵本カーニバルを、全国津々浦々の市町村、図書館、保育園、学校、養護施設、福祉施設、子ども病院、小児医療センター、大学病院へトラベリングしてきました。
 さらにそれらの活動を軸に、理念的な子ども向けの遊びと学びのカリキュラム、アート&物語ワークショップ、子どもの身体表現の実践的研究を行ってきました。

 九州大学子どもプロジェクトとして、これらの研究と活動を一緒に担ってきた九州大学や大学院の卒業生たちが、チルドレンズミュージアムの理念と絵本カーニバルの志を引き継ぎつつ、ここ福岡市西区生の松原で「遊びと学び」をテーマに、実践的活動としての子どもスコーレを開催することになりました。
 ボクだけでなく、福岡のみならず、九州各地、東京をはじめとした全国の、九州大学子どもプロジェクトの活動を支援してくれている友人知人たちも、新たな気持ちで、この意欲的な活動と新しい試みに、精力的な協力と応援をしようと馳せ参じることでしょう。

 彼女たち彼らは、学校教育と家庭教育の真ん中に、地域教育という領域での子どもの居場所づくりを目指していくことになると思われます。
 それは学校教育と家庭教育の間だけでなく、子どもと大人、地域の人と人、言葉と物語、アートとサイエンス、時間と空間、トポスと場所、ものとモノ、既存分野と新分野に、魅力的で美しい「橋を架ける」ことになるのではないかと思われます。

 この生の松原子どもスコーレは、これから詩人、アーティスト、児童文学者、絵本作家、教育研究者、心理学者、遊びと学びの達人、保育者、料理研究家、農業・林業・漁業のプロフェッショナル、工芸家、建築家など、全国のユニークな人々が関わり、子どもたちとの協働による素敵な「海辺の家」となることでしょう。

愉しみ!楽しみ!

目黒実(九州大学)

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